2020年11月10日
AN/PRC-27/77のアンテナの立て方について
ショートアンテナを折って使ったりロングアンテナを伸ばし切らないで使ったりしてると、電波が飛ばない+最悪の場合は無線機が壊れます!!
アンテナはまっすぐ垂直に立てて使いましょう。
以上です。【完】
という訳で、アンテナは伸ばしましょうという話しから始まりましたが、言いたい事はほぼ伝えてしまいました。
ここからはいつも通りの予備知識です。
最近の無線の使用され方を見ると上記のように、アンテナを折ったり短くして使用している事が殆どです。
しかし、これをPRC-25/77でやると無線機に負荷が掛かり最悪の場合には壊れてしまいます。
この壊れる原理を簡単にまとめると
「送信した電力がアンテナの中で反射して無線機に戻ってしまう事で、電力が出て行かないので通信もできないし、反射してきた電力で無線機を壊す可能性もある」
と言うような感じです。
「ロングアンテナをショートアンテナと同じくらいの長さにする分には問題ないのでは?」
と言うお話しも頂きますが、これは間違いです。
ロングアンテナ(上)とショートアンテナ(下)をよく見ると、接続部分の長さが違う事がわかります。
この長い部分でアンテナベース内のスイッチが押され事により、接続されたアンテナに合わせた回路に切り替わるようになっています。
よく考えられて作られているなぁと感心しますね。
以上の事から、長さを合わせれば良いという訳ではないという事をご理解頂ければと思います。
また、このような使い方は特に危険です。
アンテナが本体に接触するような使い方です。
これは回路をショートさせている事と同じであり、即故障に繋がりますので絶対にやめましょう。
Posted by メガネさん at 19:54│Comments(0)
│軍用無線
※会員のみコメントを受け付けております、ログインが必要です。