2020年08月10日

AN/PRC-68A 特定小電力無線局化 技術検討(その1)

〜前回までのあらすじ〜
AN/PRC-68A 特定小電力無線局化 技術検討(その1)
AN/PRC-68A 特定小電力無線局化 技術検討(その1)
AN/PRC-68Aの上物だけジャンクを調達。
全部バラして清掃したらキレイになった。
AN/PRC-68A 特定小電力無線局化 技術検討(その1)
AN/PRC-68A 特定小電力無線局化 技術検討(その1)
試しにポーチに入れてみたら完品にしか見えない!!
てか、見えてる部分は全部本物だから、下側に適当なフレーム付けて特小入れたら唯一無二な特小化PRC-68Aが出来上がるんじゃね??(完)

と、言う訳で訳でございまして、特小化するにあたり、そもそもできるのかの検討を進める事に。

と、その前に改造前のPRC-68Aを検証してみようかと。
AN/PRC-68A 特定小電力無線局化 技術検討(その1)
まず、この本体のメーカーはsupply code(MFR)からすると、Oklahoma Aerotronics製 (22887)となっています。
しかし、PRC-68、PRC-126シリーズはMagnavox社(37695)設計なので、版権が移ったのかと思いましたが…
AN/PRC-68A 特定小電力無線局化 技術検討(その1)
AN/PRC-68A 特定小電力無線局化 技術検討(その1)
内部には37695の番号が様々な場所に。
どうやら
「Magnavox社製造、Oklahoma Aerotronics社納」
パターンのようでした。
86年度調達ですと既にPRC-126が納められている時期なので何故68Aを?と思いましたが
AN/PRC-68A 特定小電力無線局化 技術検討(その1)
コントラクトから判別するに、空軍が後から追加発注した物のようです。
多分、ただ通信するだけであれば126程の機能は必要なかったので、安い68Aを契約したのかなぁーと思います。
知らんけど。

物としては最終ロットに近い非常に珍しい68Aではありますが、ご覧の通りのジャンクなので無慈悲に改造を進めたいと思います。




タグ :PRC軍用無線

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Posted by メガネさん at 11:36│Comments(0)軍用無線
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